蔵元・環境・製法のこだわり

甘みや旨味を引き出す諸味の管理の徹底

味醂は米麹（糖化酵素）を利用して掛米を糖化させて造られます。その米麹を活性させてやる事で米本来が持つ甘味や旨味（多アミノ酸18種）を引き出す事ができます。
諸味の管理を徹底することで味の濃い、美味な味醂を作ることができるのです。

麹の活動しやすい温度管理、味醂のもろみの撹拌の徹底

麹の糖化具合に目を凝らしながら、手間をかけ麹が活動しやすい温度帯を維持してやると、麹は喜んで米由来の甘みや、多アミノ酸（18種類）を引き出してくれます。アミノ酸は即ちうまみ成分です。
そしてもう一つ大切なのは攪拌をしっかり、丁寧にやること（飽和状態を触く）。味醂のもろみは重いので重労働ですが、様子を見ながら攪拌をしっかりすることが旨い味醂造りには欠かせません。

この薬味は代々受け継がれている配合レシピを使用し、漬け込みます。薬味をただひたすらにじっくり漬け込む。これで保命酒の完成です。
これからもこの保命酒造りの基本は伝統のまま何も変わらず作り続けていきます。
保命酒造りにおいては、その「変わらない（不変である）」ことが大切だと思っております。